日本にいた頃よく耳にしたのが「ビールあまり好きじゃない…苦いし…炭酸苦手…」という声。
これ間違いです!
ビールには数えきれないほどの製法があり、それぞれが全く違った個性をもっているんです。
もちろん、全く苦くないビールだってあるし、炭酸の弱いのもあります。
ならば、なぜこんな誤解が生まれるのか。
それはスーパードライ、キリン、エビス、モルツ等々…日本で飲まれているビールの主要銘柄がほぼ全てピルスナービールだから。
ピルスナーっていうのはホップの苦味とシャープな喉越しが特徴のビール。
これは焼肉屋に行ってひたすらてっちゃんだけ食べて「焼肉生臭くて苦手…」といってるようなもん。
もっと他の味のビールもあるんですよ!
ドイツと言えばビール!ソーセージ!ザワークラウト!しかない
日本と比べても、たくさんの銘柄があり、簡単に色々入手できます。
私も何を隠そう大のビール好き。こちらに来てから早くも40銘柄はチャレンジしました。
その経験から、ドイツの現地スーパーでも簡単に手に入る、のに上手い!ビールをご紹介しようと思います!
ビールの新規開拓に。ドイツ滞在のおともに。日本でも手に入るはずなので、是非お試しください。
主なビールの種類
ピルスナー…低音、軟水で醸造され、淡い黄金色。ホップの苦みとシャープな喉越し。冷やして飲むと美味しい。日本のメジャービールの大多数がこれ。
ペールエール…常温、硬水で醸造され、銅色。ホップが多く、苦味と酸味が強い。ヨナヨナエールなど。
ヴァイツェン(ヴァイス)…常温発酵、白色。いわゆる白ビール。大麦だけでなく小麦(ヴァイツェン)も使い、その香りや風味、泡立ちの良さが特徴。銀河高原ビールなど。
ドゥンケル…黒ビール。一度ローストした麦芽を使っている。
日本で流通してるのはこのあたりですね。
他にもへレス(レーベンブロイなどが有名)、アルト、ケルシュ、ボックなどドイツでメジャーな種類がたくさん。
色んな種類にチャレンジしてみましょう。
ではランキング発表!
完全に独断と偏見に基づいたランキングです。
というか完全に僕の好み。
ただまわりの現地在住者聞いても、皆このあたりを挙げるので、わりと当てになる評価かと。(自画自賛)
第5位JEVER(イェーヴァー)
北部フリースラント地方
種類…ピルスナー
個人的にドイツでピルスナーと言えばこれ!
パンチの利いたスパイシーな苦味とキリッとした飲み口が特徴。
苦味はあるが、日本のピルスナービールのような口に残る苦さと違い余韻ゼロ、スッキリとした後味でとても飲みやすいです。
キンキンに冷やして飲みましょう。
Heineken?BECK?そんなもの情弱の飲み物です。(ファンの人殴らないで)
第4位Erdinger(エルディンガー)
バイエルン州ミュンヘン
種類…ヴァイツェン
皆大好きエルディンガー。
オクトーバーフェストでも扱われる大人気ビール。
ヴァイツェンビールの生産量世界一だそう。
その特徴はなんといっても飲みやすさ。
きめ細かでクリーミーな泡に爽やかな甘み、その後現れるフルーティーな酸味。
ヴァイツェン特有のしつこさがなく、ヴァイツェン入門に最適な一本です。
ドゥンケル(黒ビール)や
クリスタル(濾過ビール)など、種類も豊富で外れなし!
第3位Köstritzer(ケストリッツァー)
東部チューリンゲン州
種類…シュヴァルツ
ドゥンケルを超える黒さを持つシュヴァルツビール。
ゲーテが愛飲したことで知られています。(時代…)
黒ビールと言えば苦そうなイメージですが、全くそんなことはありません。
上品なビターチョコレートと形容される複雑で濃厚なコクと、ローストされた大麦の香りがたまらない。
おつまみ不要、この一本だけで完結する旨さです。
第2位PAULANER (パウラナー)
バイエルン州ミュンヘン
種類…ヴァイツェン
サッカーチームバイエルンミュンヘンのオフィシャルビール。
おそらくドイツで人気ナンバーワンのヴァイツェンビールで、この銘柄を扱ってる店=良い店と言っても過言ではないほど。
白く濁っているのは生きたビール酵母(Hefe)。栄養価も高く美肌効果あり。
バナナを思わせるフルーティーでまろやかな味わい。
ヴァイツェンと言えばこれです!
第1位Schöfferhofer(シェッファーホーファー)
ドイツ西部マインツ
種類…ヴァイツェン
栄えある第1位はこちら。
1978年に市場投入されたというかなり最近のビールですが(相手がゲーテ愛飲とかだし…)いくつものビールコンクールでチャンピオンを獲得。
酸味が強く重いというヴァイツェンのクセを減らし、爽やかな香りと豊かな味わい、適度な重みと軽やかな喉越し。
モダンなバランス感覚に長けた一杯は、どんな食事にもマッチします。
こちらも生きた酵母が入ってます。
更にこのビールの良いところは、現地の市場価格が安いこと!
他の有名銘柄に対して2割くらい安いので、毎日の食事のお供に欠かせくなっている現地人多数発生。

1本あたり250円 ドイツビール シェッファーホッファー ヘフェヴァイツェン 330ml瓶×24本
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こちらのビアカクテルタイプも爽やかで美味しい!
グレフルの他に、レモンやザクロ、サボテン味(めちゃうま)があります。

【ドイツ】 シェッファーホッファー グレープフルーツ MIX (発泡酒) 330ml ボトル 12本 セット
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まとめ
今回ご紹介したビールはどれも自信を持って薦められる一杯です!
他にもヴァイツェンの王道な味わいを持ったフランチスカナー、ミュンヘンビアホールの雄レーベンブロイも美味しいですよ。
レーベンブロイあたりは正直ビアホールで飲んだ方が断然美味いのでそちらをおすすめしますが…。
もちろん紹介したい美味しいドイツビールはまだまだありますが、とりあえずこのあたりで。
ドイツに来た際は是非チャレンジしてみてください!